生活工芸双書大麻を読んでみて<その②>
Kannaです!!
前回の続き、こちらの本の感想。
前回書いたように大麻の品種の区別の説明もとっても分かりやすかったですが、大麻に対する嫌悪感をお持ちの方にも、歴史についての部分を読むと驚かれると思います。
・はるか昔の縄文時代には麻との関係性が見られること。
・日本各地での栽培方法
・蒸したり皮をはいだりしてできた繊維は、衣服だけでなく漁業とも関係があったこと。
カラーではありませんが写真もいくつか掲載してあり、私もとても勉強になりました。
神社や相撲とも関係が深く、現在でも綱等に使用されていることをご存知の方もいらっしゃるかと思います。
また、明治時代の屯田兵制度と麻との関係性の深さにも詳細に書かれていました。
当時は栽培を奨励していたことも。
個人的に長い歴史からの視点で見ると、何千年と使われてきたものが現在が禁止されていることのほうが、改めて不思議な感じがしてきます。
今は時代の流れが速く多くのモノ・͡コトが淘汰されていきますが、
価値あるものは変化し続けながらも見直されたり、ずっと残っていくものだとも感じています。
世界中で研究が更に進み大麻の本当の価値に多くの人が気づき、偏見もなくなりますように。
それでは皆さま良い週末を!!